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決議・意見書一覧

令和元年 第3回定例会
件名 天皇陛下御即位に当たり賀詞を奉呈することに関する決議
内容

 賀詞

天皇陛下におかせられましては 風薫る良き日に 御即位されましたことは まことに慶賀に堪えないところであります
天皇皇后両陛下のいよいよの御清祥と 令和の時代の末永き弥栄をお祈り申し上げます
ここに」葛飾区議会は 区民を代表して 謹んで慶祝の意を表します

 令和元年10月11日

葛飾区議会
件名 鉄道駅におけるホームドア設置及び転落事故防止対策を求める決議
内容

 令和元年10月1日、京成押上線京成立石駅で視覚障害者の女性がホームから転落し、駅に入ってきた電車と接触し死亡するという事故が発生した。平成29年1月には埼玉県のJR蕨駅で、平成30年9月には東京都品川区の東急線下神明駅で、それぞれ視覚障害者の男性が線路に転落し電車にはねられ死亡するなど、痛ましい事故が繰り返し発生している。
 これまでも葛飾区議会は政府に対し、ホームドアの設置及び転落事故防止対策を講じるよう要請してきた。しかし、平成31年3月現在、全国約9,500駅のうちホームドアの整備が完了しているのは僅か783駅である。
 申すまでもなく視覚障害者を含め、すべての人が安心して駅を利用できるよう安全対策を早急に進めることは、鉄道事業者の責務である。このことから、転落の危険性が高い箇所については、現在計画中の駅とあわせて、区内全駅への速やかなホームドアの設置を実現しなければならない。
 また、希望者への駅係員のアテンドや一般旅客に対する誘導案内、さらには視覚障害者への積極的な声かけ等、事故を未然に防ぐ対策の強化も不可欠である。
 よって、葛飾区議会は、視覚障害者をはじめ、すべての駅利用者が安心して駅ホームを利用できるよう速やかにホームドアの設置を進めるとともに、総合的な転落事故防止対策に取り組むことを強く求めるものである。
以上、決議する。

 令和元年10月11日

 葛飾区議会
件名 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書
内容

 東京・池袋で87歳の高齢者が運転する車が暴走し、母子2人が亡くなった事故以降も高齢運転者による事故が続いている。
 近年、交通事故の発生件数は減少傾向にあるが、75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、単純ミスによる事故も目立つ。
 警察庁は、昨年末時点で約563万人いる75歳以上の運転免許保有者が、2022年には100万人増えて663万人に膨らむと推計している。
 こうした状況を踏まえ、国は2017年施行の改正道路交通法で、75歳以上の免許保持者は違反時や免許更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、いまや高齢運転者の安全対策及び安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。
 また、過疎地域を中心に、未だ「生活の足」として車が欠かせない高齢者も多い中、自主的に免許を返納した場合などの地域における移動手段の確保も重要な取り組みである。
 よって、本区議会は政府に対し、地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての、高齢運転者の安全運転支援と地域における移動手段の確保を進めるため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求めるものである。

 記

1 自動ブレーキやペダル踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の普及を一層加速させるとともに、高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。
2 高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した免許の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許の導入を検討すること。
3 免許を自主返納した高齢者が日々の買い物や通院などに困らないよう、コミュニティバスやデマンド(予約)型乗合タクシーの導入など「地域公共交通ネットワーク」のさらなる充実を図ること。また、地方自治体などが行う、免許の自主返納時における、タクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 令和元年10月11日
 葛飾区議会議長 平田 みつよし

 内閣総理大臣、総務大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、国家公安委員会委員長 あて
件名 「あおり運転」の根絶を目指し、法整備を含めた厳罰化を求める意見書
内容

 先般、2019年8月に茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転に絡む事件で、40代の男があおり運転の末に車を無理やり停止させ、運転していた男性を殴る映像は、世間に大きな衝撃を与えた。
 また、2017年6月に神奈川県の東名高速道路で起きた事件でも、パーキングエリアで駐車位置をめぐって注意した男の乗る乗用車に、高速道路上を追いかけられて、執拗なあおり運転を受け、追い越し車線に無理やり停車させられた結果の事故で、2名の尊い命が失われた。
 こうした悪質なあおり運転は、現状では事例ごとに道路交通法や自動車運転死傷処罰法、刑法などを適宜判断し適用しているが、今後、あおり運転を根絶させるためには、あおり運転の定義を定め、厳罰化するという明確なメッセージを発信し、抑止力を強化する必要がある。
 さらに、ドライブレコーダーの普及・促進を図るなど、啓発も同時並行で行っていくべきである。
 他にも、危険運転者は常習化の傾向があるため、怒りの感情を上手くコントロールすることができない運転者へのチェック体制の強化も必要になってくる。
 よって、本区議会は政府に対し、下記の事項に取り組むことを強く求めるものである。

 記

1 あおり運転の定義を定め「あおり運転罪」など、明確なメッセージが伝わる形で法整備を検討し、抑止力を強化すること。
2 重要な証拠となるドライブレコーダーの普及を促進していくなど、広く啓発に努めること。
3 免許取得や免許更新に際して、より一層、運転適性をチェックする工夫を行い、あおり運転の予防を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 令和元年10月11日
 葛飾区議会議長 平田 みつよし

 内閣総理大臣、国土交通大臣 あて